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平成30年度 · 判例・横断総合

管理業務主任者試験 過去問 平成30年度 第6問(判例・横断総合)

問題

不法行為に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 不法行為の時点で胎児であった被害者は、出生後、加害者に対して財産的損害の賠 償を請求することはできない。
  2. (2) 不法行為による慰謝料請求権は、被害者がこれを行使する意思を表明し、又はこれ を表明したと同視すべき状況にあったときはじめて相続の対象となる。
  3. (3) 使用者が被用者の選任及びその事業の監について相当の注意をしたこと、又は相 当の注意をしても損害が生ずべきであったことを証明できなければ、被用者に故意又 は過失がなくても、使用者は、被用者がその事業の執行につき第三者に加えた損害を 賠償しなければならない。
  4. (4) 土地の工作物の設置又は保存に最疵があることによって他人に損害を生じたとき は、その工作物の占有者がその損害を賠償する責任を負うが、当該占有者が損害の発 生を防止するのに必要な注意をしたときは、所有者がその損害を賠償しなければなら ない。 4

正答

正答は (4) です。

解説

正解の理由

正解は4です。1は胎児の賠償請求権、2は慰謝料の相続開始時期、3は使用者責任の立証負担の趣旨がいずれも誤りです。

他の選択肢

  • (1)

    正答(4)「土地の工作物の設置又は保存に最疵があることによって他人に損害を生じたとき は、その工作…」とは異なる内容です。本問で選ぶべき正答は(4)「土地の工作物の設置又は保存に最疵があることによって他人に損害を生じたとき は、その工作物の占有者がその損害を賠…」です。この肢の記述は、その論点とは一致しません。否定や「不要」「できない」の言い切りが、正答が示す要件・リスク・手続と矛盾していないか確認してください。正答の根拠は「工作物責任において占有者が必要な注意をしたときは、所有者が損害を賠償しなければなりません(719条)」です。誤答肢との差分を一行メモに残してください

  • (2、3)

    正答(4)「土地の工作物の設置又は保存に最疵があることによって他人に損害を生じたとき は、その工作…」とは異なる内容です。本問で選ぶべき正答は(4)「土地の工作物の設置又は保存に最疵があることによって他人に損害を生じたとき は、その工作物の占有者がその損害を賠…」です。この肢の記述は、その論点とは一致しません。正答の根拠は「工作物責任において占有者が必要な注意をしたときは、所有者が損害を賠償しなければなりません(719条)」です。誤答肢との差分を一行メモに残してください

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